ナイトブラを使いはじめたら、肩こりがひどくなったという方もいるようです。
ナイトブラを使うメリットはたくさんあるので、慌てて使用をやめてしまったら、もったいないことです。
でも、もちろん、なにも対策をせずにそのまま使い続けるのは得策とはいえません。
そこで今回は、肩こりを解消するための対応策をご紹介していきます。
マッサージに通ったり、ナイトブラの買い替えを検討したりする前に、一度試してみてください。
Contents
ナイトブラのサイズ調整で肩こり対策
ナイトブラをつけると肩こりがするという場合の多くは、サイズが合っていないことが原因と考えられます。
肩ひもの長さが合っていなくて短すぎると、常に肩が下方向へと引っ張られるような感じに。
下方向への力に対して、反発しようとするので、肩まわりがずっと緊張状態になってしまっているのです。
眠っているあいだじゅう肩まわりに力が入った状態になってしまうので、血行が不良となり、肩こりの原因に。
もし、使っているナイトブラが肩ひもの長さを調整できるタイプならば、少し緩めて様子をみましょう。
寝返りをうてるようにして肩こり対策する
肩こりの原因が直接ナイトブラにない場合もあります。
いつもは使わないナイトブラをつけたことで、体が緊張し、そのために寝返りをうてなくなっているという可能性も否めません。
人は、就寝中に何度も寝返りをうつことで、血行不良を防いだり、リンパがスムーズに流れるようにしたりしています。
この寝返りがうてなくなる、あるいは回数が極端に減少することで血行不良におちいって、間接的に肩こりの原因となってしまうということです。
この場合は、寝返りをうてるように工夫するのがおすすめです。
柔らかすぎないマットレスにしたり、薄手のパジャマを着用したりすると、寝返りしやすくなります。
就寝前に、寝返りをうつような感じでゴロンゴロンと体を転がすのも効果的。
肩こり対策はマッサージでも対応可能
マッサージするときは、肌の表面が滑らかになるように、マッサージクリームかボディクリームを塗ります。
肩まわりと、手のひらとの両方に塗っておきましょう。
- 肩のこりをとる
- リンパマッサージ
- 肩甲骨をマッサージ
肩のこりをとる
まず最初に、肩のこりをとるためのマッサージをします。
肩先から首の方に向かって、小さな円を描きながら指をすべらせていきます。
ポイントは、あくまでも優しく、力を入れすぎないこと。
これを10回繰り返したら、今度は反対側も同じように行います。
少しずつ肩まわりの血の流れがよくなっていくのを感じながら行いましょう。
両方の肩をマッサージしたら、肩を回します。
首も軽く回しておくとよいでしょう。
リンパマッサージ
次に、耳の後ろを優しくマッサージしてほぐします。
そのあと、ネックラインに沿って下方向へマッサージします。
これは、リンパのマッサージになるので、より優しく行うことが必要です。
首すじを何回かマッサージしたら、次は首の後ろ側も同じようにマッサージします。
それから、肩先へ向かってなで下ろして仕上げます。
首すじから肩先がすっきりしたら、今度は脇に親指を当てて、ツボを押す要領で指圧します。
このとき、脇にホットタオルを当てるとさらによい効果が期待できます。
ホットタオルは蒸しタオルとも言われ、いろいろなシーンで役立ちますので作り方を覚えておきましょう。
電子レンジを使えば、とても簡単です。
薄手のタオルを用意して、水で濡らしてからしっかりと絞ります。
ラップに包んで、電子レンジで1分ほど温めるだけで完成。
電子レンジを使わない場合は、洗面器にお湯をためてタオルにしみ込ませます。
お湯をしみ込ませたタオルを絞るときにはヤケドしないように注意しましょう。
肩甲骨のマッサージ
最後に、肩甲骨のマッサージも行いましょう。
肩甲骨は、背中側なので手が届かず、マッサージがしにくい場所です。
そこで、ゴルフボールなどの球状のものを床に置いて、その上に仰向けに寝ます。
肩甲骨あたりにボールが当たるようにして、転がすことでマッサージしましょう。
買い替えるときに注意しておきたいこと
上述してきた対応策を試してみても、状況が改善されないという場合は、買い替えを検討するのが妥当でしょう。
そのときは、闇雲に買い替えるのではなくいくつか注意しておきたいポイントがあります。
- 締め付けの弱いもの
- 肩こり防止の設計
締め付けが弱めのものを選ぶ
一つは、締め付けが弱めのナイトブラを探してみるということ。
ナイトブラには締め付けの弱いものから強いものまでさまざまです。
ナイトブラ初心者ほど、締め付けの強いアイテムを選んで、早く効果が出ることを期待する方が多いのですが、強ければ効果が出るというわけではありません。
ナイトブラは、美容整形などとは違って瞬時に変化をもたらすものではなく、長く使い続けることによって効果を出していくことを目指すものです。
たとえ締め付けが弱くても、じっくりと継続していくと少しずつ効果があらわれてきます。
逆に、締め付けが強くても、継続することができなければ、効果が出ないどころか体調不良の原因になることさえあり得るのです。
一度、ナイトブラで肩こりを経験したということは、肩こりしやすい体質であるはずですので、次も同じような症状が出る可能が高いと考えられます。
まずは、弱めのナイトブラで体を慣らしていってから、少しずつ強めのアイテムに挑戦するのをおすすめします。
肩こり防止設計を選ぶ
もう一つは、肩こりがしにくいような設計のナイトブラを選ぶことです。
例えば、肩のストラップ幅が広めのものなら、そのぶん圧力が分散されますので肩の負担が軽減されます。
フロントでクロスする構造もおすすめです。
背中の肩甲骨あたりが生地で覆われたデザインも、肩に負担がかかりにくいです。
まとめ:負担の少ないナイトブラやマッサージで肩こり対策を
ナイトブラをしたら肩こりがひどくなったというときは、たんにナイトブラを買い替えれば済むというものではありません。
肩こりの原因を探って、適切に対策することが必要。
さもないと、買い替えしてもまた同じような事態におちいってしまうかもしれません。
基本的には、ナイトブラをつけていても快適に安眠できるような環境作りを心がけるのが一番。
寝返りをうちやすい寝具を使ったり、軽い着心地のよいパジャマを着用したりしてみましょう。
それでも解消されないときは、マッサージが効果的です。
この記事でご紹介したマッサージを実践してみて、肩こりが解消されるかどうか、ぜひ試してみてください。