Eカップと聞くと、どんなバストをイメージしますか?多くの方にとって、とにかく大きい、重い、歩くだけで揺れるという感じのようです。
ただ一つ言えることは、同性でもそのふくよかなバストから視線を外すことはできないということです。
ただ、日本人女性のバストは年々大きくなっているといわれ、以前に比べEカップも珍しくなくなってきました。
とはいえ気になるのは、リアルな重さや大きさ!
今回の記事では、大きなバストサイズの人ならではの悩みにフォーカスし、ブラジャーの選び方や美しいバストをキープする方法などを一挙に紹介していきます。
Contents
Eカップは大きさ、重さはどれくらい?
日本人女性のバストの平均は、BカップやCカップという調査結果を考えてみても、Eカップは巨乳。
グラマラスなバストといわれて思い浮かぶのは、やっぱりEカップです。
多くの女性から憧れることの多いバストサイズですが、バストの大きな人ならではの悩みや苦労があるのも事実です。
Eカップの重さは500mlのペットボトル2本分!
フルーツに例えると梨2個分、500mlのペットボトルなら2本分の重さというのが、Eカップのリアルな重さといわれています。
カップ数 | 重さ(両胸) | フルーツの具体例 |
Cカップ | 約531g | りんご2個 |
Dカップ | 約758g | グレープフルーツ2個 |
Eカップ | 約1006g | 梨2個 |
Fカップ | 約1180g | 小ぶりのメロン1個 |
日常的に手にする機会の多い、500mlのペットボトル2本分が、常に首からぶら下がっている状態だとすると、肩こりなどバストの大きな人ならではの悩みや苦労は想像以上にたくさん!
ただ、各バストの重さはあくまでも平均値。カップ数が同じでもアンダーの差で重さや見た目のイメージも大きく変わるようです。
ブラのサイズに重要なのはトップとアンダーの差!
自分に最適なブラジャーを選ぶ際、正しいカップサイズを知るためには、正しい計測方法でトップバストとアンダーバストの差を採寸しなければなりません。
カップ数 | トップとアンダーの差 |
Cカップ | 15.0cm |
Dカップ | 17.5cm |
Eカップ | 20.0cm |
Fカップ | 22.5cm |
Gカップ | 25.0cm |
表をチェックして見ると、Eカップ以下とEカップ以上の差に大きな変化が見られます。この数字をからも、大きなバストはEカップからということが分かります。
Eカップの見た目を芸能人でチェック!
はっきりとバストサイズを公表している芸能人の方はあまり多くはありません。そこで、Eカップと噂されている方を紹介します。
【フリーアナウンサー・女優】 田中みな実
写真集が爆発的に売れたことでも有名な田中みな実さん。彼女の女性らしいボディラインは女性の憧れでもあり、同性から人気があるのも美意識の高さといわれています。そんな田中みな実さんは、an・anの取材で、過去に「Eカップ」と発言されたことがあるそうです。
【女優・モデル】 馬場ふみか
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幼さの残る可愛らしい馬場ふみかさんはバストが大きく見えるため、多くの人がEカップと予想しているようです。
馬場ふみかさんの場合、ウエストが閉まって細いため、よりバストが大きく見えるとか。
【モデル・タレント】 鈴木ちなみ
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スラッと長い手足が印象的な鈴木ちなみさん。抜群のスタイルを持つ彼女もEカップ女子という噂があります。
スレンダーなボディに、大きなバストは多くの女性の憧れです。
Eカップと噂される芸能人のバストの見た目をチェックしてみると、Eカップはノンワイヤーの水着やブラを身につけても、バストの大きさや丸みを確認できるということがわかりました。
Eカップ女性の割合は?
(出典:https://www.nbf.or.jp/pinkrabbit/img/blog/20190814/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%9A%E4%B8%8B%E7%9D%80%E7%99%BD%E6%9B%B8190814-1.pdf)
大手下着メーカーのトリンプの調査結果をチェックしてみると、日本人女性の約半数を占める53.1%の人のバストはDカップ以上ということが分かりました。
その中で、約2割に当たる18.8%の人がEカップ。2021年現在では5人に1人がEカップということに!
約30年前の1990年の時点では、Eカップ女子は全体の約5.6%しかいなかったので、約30年の間にバストの大きな女性が増えたことが分かります。
その理由としてあげられるのが、食生活の欧米化。バストアップに必要なタンパク質や乳製品を食事に取り入れる人が多くなったことが影響し、女性ホルモンのバランスに変化が起きた可能性も示唆されているようです。
同じEカップでもアンダーバストの差でバストのイメージが変わる!
アンダーバストの異なるEカップの特徴をチェックしてみましょう。
アンダー65の場合
隠れ巨乳といわれるアンダーバスト65。アンダーが細い=華奢というイメージが先行していますが、実は細身ながらメリハリのあるボディの女性が多いという印象です。
E65は、姉妹サイズといわれるD70ト同じカップ数ということに!
「着やせして見えるサイズ」といわれるE65は、大きすぎず、小さすぎない理想も見た目が同じ女性から憧れられるポイントです。
アンダー70の場合
標準的なバストよりも少し大きめで、洋服の上から分かるサイズ感なのがE70。個人の骨格や筋肉の付き方によっても見え方が異なるため、サイズよりも大きく見える人もいれば小さく見える人もいるようです。
バストは90cmなので、寄せてあげるタイプのブラだと、胸の谷間にくっきりIの字ができる大きさ。Mサイズのトップスは少し窮屈に感じてしまうかもしれません。
Eカップは太って見えがちですが、アンダー70は太って見えることもなく、ちょうど良いバランスのバストといえるでしょう
アンダー75の場合
男性だけでなく女性から見ても大きなバストに見えるのがE75です。
バストの大きさが服の上からも強調されるので、バストアップしたい人や女性らしい大きなバストに憧れている人にとっては、理想的なサイズでといわれることも!
その一方で、選ぶファッションによって見え方がかなり異なるので、どんな洋服が自分のスタイルに似合うのかを見極めるとおしゃれを楽しめます。
オーバーサイズのトップスを選んでしまうと、実際の体重よりも太って見える可能性があるので注意しなければなりません。
Eカップに見えないEカップ女子もいる!
一般的に、グラマーなサイズといわれるEカップですが、意外にもEカップに見えない人もいるようですよ。
ぽっちゃり体型
バストが大きいだけでなく、お腹や手足にも同様に大きめなぽっちゃりさんは、バストよりも他の部分が強調されるため、何カップか分からなくなることもあるようです。
アンダーバストとトップバストの差でカップ数が決まることから、同じEカップでもぽっちゃりさんとメリハリのあるスレンダーな人では見え方に大きな差が生じます。
アンダーバストが小さい
アンダーバストが小さいということは、体自体が細身で華奢なため、洋服の雰囲気で実際のサイズよりも小さなバストにみられがちです。
なぜなら、ブラジャーのサイズを採寸する時、正確に測るためにバストを持ち上げた状態で採寸することで、実際の見た目よりも大きな数字が出てしまうから!
また、本当はEカップ女子なのに、アンダーが小さいということでCカップに間違われることがあるようです。
猫背になっている
バストの見た目は姿勢によっても異なります。スタイルがよく見えるためには、姿勢が大事!猫背が原因で同じEカップでもEカップに見えないという残念な現象が…。
実際のバストよりも小さく見えてしまうのは、肩が内側に入ってしまっていることが原因といわれています。
サイズの合わないブラを着けている
すべての女性にいえますが、自分のバストに最適なブラジャーを身につけていない場合、正しいバストサイズに見えないことがあります。
自分のバストに合うブラジャーを選ぶためには、こまめな採寸と自分のバストの形に合うカップを選ぶことが大事。
きれいなバストラインをキープするためにも、サイズの合わないブラでごまかすことをやめましょう。
美しいバストラインを保つためのブラジャーの選び方
美しいバストをキープするためには、下着選びが重要です。
バストが大きな人は、美しいバストラインをキープするために、カップの形・機能面など、様々な項目をチェックしましょう。
フルカップor3/4カップ
大きなバストのEカップ女子の場合、バストを正しい位置にキープしてくれるフルカップもしくは3/4カップのブラを選びましょう。
特に、バスト全体を包み込むようにホールドしてくれるフルカップは、美しいバストラインをキープするための必須アイテムです。
デコルテラインを見せる機会の多い暑い時期には3/4カップ、フルカップブラは、厚手の洋服を着る冬場がおすすめ。季節や洋服のデザインでブラの形を使い分けるとおしゃれも楽しめますよ。
肩ひもの太いブラ
500mlのペットボトル2本、梨2個などに例えられるEカップ。美しいバストを保つためには、バスト全体を引き上げてくれる肩ひもが太めのブラがおすすめ。
肩ひもが太いとバストの重さで下に引っ張られ、肌に食い込むことがないため、首や肩への負担が軽減されます。また、年々バストを支える筋力が弱くなるので、ホールド力が高いタイプを選ぶと垂れ乳予防にも役立ちます。
バストを理想の位置でキープするにはバックバンドが需要!
大きなバストを理想的な場所にキープするには、華奢なブラではなくバックバンドの太いタイプがおすすめ。
ワキや背中に脂肪が流れやすい大きなバストは、将来的に垂れ乳や離れ乳になるリスクがあるので、気づいた時からケアをスタートさせましょう。理想の位置でしっかりキープしてくれる機能性の高いブラを選べば、前・後ろ・横のどこから見ても、すっきりした印象になるはずです。
Eカップ女子ならではの悩みとは?
多くの人から憧れられるEカップ女子には、Eカップ女子にしか分からない悩みをたくさん抱えているようですよ。
肩がこる
バストの大きな方に共通している悩みが肩こり。Eカップの場合、常に肩から1kgの重さを首からぶら下げていることになるので、肩や首への負担は相当なものです。
ただ、肩こりは自分に最適なブラを選ぶことで予防することができます。ブラジャーを購入する際は、ぜひ高機能なブラジャーをチェックしてみてください。
おしゃれな服が着こなせない!
自分に似合う服を選ぶためには、デザイン・素材・カラー・柄のほかに、シルエットも重要。
ただ、大きなバストのEカップの場合、洋服のデザインや素材により、おしゃれに着こなせないということが多々あります。
おしゃれを楽しむためには、シルエットが崩れない素材やデザインの洋服を選ぶことが大切です。
太って見える
バストが大きいと全体的に太って見える傾向があります。
そのため、バストの大きさを気にしすぎてオーバーサイズの洋服を選ぶのではなく、ウエストの細さを活かし、スッキリと見える洋服を選ぶとスタイルがよく見えます。
ブラジャーの種類が少ない
平均的なバストサイズのBカップやCカップの場合、可愛らしいタイプからセクシー系まで、様々なデザインのブラジャーがあり、選ぶ楽しみがあります。
その一方で、「大きいサイズコーナー」にディスプレイされ、ブラジャーの種類やおしゃれなカラーが少ないという特徴があります。
さらに、BカップやCカップと同じデザインのブラジャーでも、Eカップ以下のサイズよりもブラジャーの価格が高くなっていることもあるようです。
バストが蒸れやすい
Eカップ女子の切実な悩みの1つがバストの蒸れ。
デコルテやバスト、背中など、元々汗をかきやすい部分に、脂肪が重なっていると暑い時期にはかなりつらいものがあります。
特にバストの下部は、汗をかきすぎて汗疹や湿疹トラブルが多いのもEカップ女子ならではのあるあるです。
Eカップは年齢とともに下垂してくる
Eカップ女性の悩みの中でも多く締めているのが、年齢とともに下垂してくるということがあります。
垂れてくるとハリもなくなり形も非常に変化するので、気になる方も非常に多くいらっしゃるようです。
Eカップ女子におすすめのブラジャー
大きなバストは憧れの対象でもありますが、本人にとっては大きなバストの影響で様々な悩みがあるのも事実。ここでは、Eカップ女子向けの高機能ブラを厳選してご紹介します。
垂れ防止用ナイトブラ
美しいバストラインをキープしたい!というのが多くの女性の気持ち。
ただ、バストが大きい=重さがあるので、何もケアしないでいるとバストが垂れてしまうリスクがあります。
バストラインをキープするためには、なるべくバストアップ効果の高いブラジャーを選ぶようにしましょう。
できることなら、バスト全体をホールドして持ち上げるようなタイプのブラがおすすめ。
また、将来的に不安という方には、就寝中に身につける夜専用のナイトブラも垂れ乳防止におすすめです。
日中用のブラジャーと同じように、Eカップをはじめとする大きめサイズの方に対応したナイトブラの数は少ないのが現状。Eカップ女子でナイトブラを検討しているという方は、こちらの「Eカップ女性におすすめのナイトブラ5選」もチェックしてみてください。
バストを目立たせないブラ
魅力的なバストで女性の憧れでもあるEカップ女子の中には「胸を目立たせたくない!」という方も。
「シャツをメンズライクに着こなしたいのに似合わない」、「好きなデザインの服が着れない」というような悩みがあるようです。
大きさが気になるようなら、カップの素材が薄い・ノンワイヤー・バストを包み込んで谷間を作らないブラを選んでください。
蒸れにくい素材のブラ
汗をかきやすい夏場などは、ブラジャーを着けることで窮屈に感じることも!
ただ、ブラジャーでバストを理想的な位置にキープしておかなければ、バストが垂れてしまうリスクがあるため、暑い時期でも快適に過ごせるブラジャーを身につけることが重要。
汗を吸収してすぐに乾く、メッシュ素材のものがおすすめです。
Eカップになるにはどうしたらいいの?
もともとEカップの人はもちろん、これからEカップになりたい人はどのようなケアをすればよいのでしょうか。
●自分のバストに最適なブラを身につける
●バストアップマッサージをする
●質の良い睡眠をとる
自分のバストに合うブラジャーを身につける
美しいバストラインをキープするため、バストアップさせるには、自分のバストの正確なサイズを知ることが大切です。
バストのサイズや形は、年齢や体型、季節によっても変化します。そのため、ブラを購入するたびにバストの採寸を行うことが大切です。
正確なバストが分からないまま、同じサイズのブラをいつまでも身につけていると、美しいバストラインをキープできません。
ブラのサイズが合っているだけで、体を動かしやすくなり、肩こりが軽減することもあるようです。
マッサージを行う
バストラインをキープするためにはリンパマッサージがおすすめ。
マッサージすることでリンパの流れがよくなると血流がよくなり、バストまで栄養が行きわたるようになり、乳腺の新陳代謝が促されます。
質の良い睡眠をとる
睡眠が健康や肌のケアに大きな影響を与えることは有名です。バストアップのためにも良質な睡眠は大切。
バストサイズをキープ、アップさせるためには、女性ホルモンを充分に分泌させなければなりません。
そのためには、ゴールデンタイムと呼ばれる午後10時~午前2時の時間帯に就寝していることが重要です。
正しいブラを選んで美しいバストラインをキープ!
グラマラスなバストが魅力的なEカップ女子の皆さんには、メリットだけでなく悩みもたくさんあるようです。
正しい知識をもとにバストアップを目指せば、ハリがあって上向きのきれいなバストラインをキープできる可能性があります。
美しいバストのためには、正しいブラを選び、規則正しい生活とバランスの取れた食事が大切です。きれいなバストラインをキープするためにも、日々のケアをしっかり行っていきましょう。
下着アドバイザー:長谷川 書子
美容専門学校講師、エステサロンインストラクターを努め、複数のナイトブラ開発にも携わるナイトブラのスペシャリスト。日本エステティック業協会上級エステティシャンの資格も保有。
モデル:りんみゅ
有名商品のアンバサダーや、ポートレートモデルとしても活躍中。インスタグラムはこちら
ママモデル:川野友美
フリーモデルとして大手アパレルメーカーや商品レビューモデルなど多数の経験談を持つ。インスタグラムはこちら
美容師:Aya
サロン「clips hair」を経営。アーユルヴェーダヘッドスパニストの資格も持つ現役美容師