これまでにブラでお肌のトラブルを経験したことがある方は、ナイトブラを使ってみたいという気持ちはあっても、なかなか積極的に試してみようという気持ちになれないものです。
というのも、ナイトブラは伸縮性やホールド力を優先するために、ナイロンやポリエステル、ポリウレタンなどの化繊素材を多用している場合がほとんどです。
こうした化繊素材にはアレルギーを起こす方も少なくありません。
また、ものによってはホックやワイヤーがあるものも。
そこでこの記事では、敏感肌の方でも安心してナイトブラを使う方法と、おすすめのアイテムを取り上げます。
Contents
かゆみの原因を探ることが先決
かゆみは、痛みと同じく辛いものです。
我慢するのも苦しいし、かいてしまうとなおさらかゆみが強くなるという辛さがあります。
そんなかゆみに適切な対策をするには、その原因をまず知ることが重要。
最初に確認するべきことは、かゆみのある場所を的確に調べることです。
かゆみを感じる箇所は、ナイトブラが触れているところかどうか。
さらに、ナイトブラのどの部分が触れているのかをチェックしましょう。
かゆいのはナイトブラが触れているところ?
もし、ナイトブラが触れていないところがかゆいならば、ナイトブラが直接の原因というよりも、お肌の乾燥などのトラブルが考えられます。
バスト周りがかゆいのは、ナイトブラのせいではなく、日中に使用しているブラのせいかもしれません。
明らかにナイトブラが触れているところがかゆいなら、ナイトブラのどの部分が触れているかによって対策が変わってきます。
ブラカップの部分なら、素材が問題である場合が多いでしょう。
肩のストラップなら、締め付けすぎていることが原因かもしれません。ホックがあたる部分がかゆいなら金属アレルギーかも。
このように、まずはかゆみの原因を探ることが大切です。
素材選びが大切
かぶれやニキビ、バスト下の色素沈着がみられる場合は、ナイトブラの素材に反応していることが多いです。
化学繊維を使ったナイトブラの特徴
化繊は、一般的に速乾性が高いという特徴があります。
化繊を身につけていて汗をかいた場合、水分が急激になくなるので、肌が乾燥気味になり負担となるのです。
加えて、静電気を起こしやすいという特徴もあります。
お肌と生地のあいだに摩擦が生じてお肌に刺激を与えることに。
オーガニック素材を使ったナイトブラの特徴
では、化繊でなければ大丈夫かというと、そうでもありません。
例えば、シルクは動物性の繊維なので、アレルギーの原因となり得ます。
コットンは雑菌が繁殖しやすいというデメリットをもっています。
このように、個人の肌の性質や生活習慣によって、相性のよい素材はさまざまです。
どの素材が相性がよいかを調べるには、試すほかありません。
試してみて快適だったかどうかをメモなどに残しておくのがおすすめです。
どうしても気になる場合は、医療機関でアレルギーを調べてもらうこともできますが、保険が効かないのでご留意ください。
縫製方法&タグの付け位置をチェック
かゆみ対策のナイトブラ選びで大切なのは、素材だけではありません。
ナイトブラの縫製方法を確認しよう
意外と忘れられがちなのが、縫製方法です。
ナイトブラは伸縮性の高い生地で作られているので、基本的にはロックミシンが使われています。
ロックミシンは編みながら縫製する方法なので、縫い目は通常の直線縫いの縫い目と比べても細かくなります。
そのぶん、肌に与える負担が大きくなり、かゆみの原因に。
ナイトブラによっては、こうした縫い目が肌に触れることによるストレスを避けるため、ロックミシンの使用をできるだけ控えているものもあります。
立体編みなどを採用することで縫い目自体を極力減らす努力がなされているものも。
ナイトブラを選ぶときには、縫製方法にも注意しましょう。
ナイトブラのタグの位置も確認しよう
また、タグもお肌に負担になります。
知らず知らずのうちにお肌をかいていて、ふと見るとそこにタグがあったという経験のある人も多いのではないでしょうか。
意識していなくても、タグが負担になっていることは多いのです。
商品によっては、その対策として、タグを付けていないブランドもあります。
といってもタグは付けることを法律で義務づけられているものですので、ナイトブラ本体に印字するなどの工夫がなされています。
ナイトブラの「VIAGE(ヴィアージュ)」は、タグをなくして洗濯表示などを刺繍にしているためチクチクすることがありません。
保湿で対策&ナイトブラを清潔に保つ
アトピーの方は日頃から対策をしていることとは思いますが、乾燥はお肌にとって大敵です。
肌の表面が乾燥のためにカサついていると、生地の繊維と摩擦を起こしやすくなり、それがかゆみの原因となります。
それを防ぐためには、肌の表面を保湿して滑らかに整えておくと効果的です。
乾燥がかゆみの原因になっている場合は、保湿対策をきちんと行いましょう。
また、ナイトブラを常に清潔に保っておくことも大切です。
ナイトブラを洗わずに2日以上続けて使うと、寝汗や老廃物、皮脂などが付着してしまい、ダニを集めてしまうことに。
それがかゆみのもとになっているということも考えられるので注意が必要です。
かゆくならない!おすすめのナイトブラ5選
- VIAGE(ヴィアージュ)
- エクスグラマー
- ワコール ノンメイクナイトアップブラ
- ストレッチコットンナイトブラ
- ふんわりルームブラ
VIAGE(ヴィアージュ)
肌が弱いからといって、素材だけ良くても肝心の育乳効果がなければ意味がないですよね。
素材も機能性も兼ね備えたナイトブラでおすすめなのが「VIAGE(ヴィアージュ)」です。
ワキ部分はコットン100%で肌触りもバツグンです。
伸縮性があり、ぴったり肌に密着してくれるので、寝返りを打っている時に布と肌が擦れる心配もありません。
エクスグラマー
肌が弱い方には、コットン100%が苦手な方もいるかもしれません。
「エクスグラマー」は、綿95%とポリウレタン5%でできています。
また、ブラの背中のホックやストライプ部分が細いタイプだと、かゆみを感じる方にもおすすめです。
エクスグラマーは、背中部分の生地の面積が広く、ストライプも背中の上側から伸びているため、寝ている時背中が痒くなる心配もありません。
ワコール ノンメイク ナイトアップブラ
ワコールのノンメイクナイトアップブラはコットン製で安心です。
お洗濯を頻繁に行えば、敏感肌の方でも快適に使うことができるでしょう。
しかも、使われているのはオーガニックコットン100%なので、肌への負担が軽減されます。
締め付けはきつくなく、優しくバストを包み込むようなフィット感が魅力。
バストトップ部分は二重仕立てになっています。
Sweet Mommy ストレッチコットンナイトブラ
オーガニックコットン90%と、ポリウレタン10%が使われています。
柔らかな素材感と、伸縮性の高さが魅力。
ブラカップの裏地には、オーガニックコットン100%のスムース素材が使われていて、デリケートな部分に負担をかけない工夫がなされています。
パワーネットとアンダーベルト部分のアジャスター付きで、バストの美しいシルエットをキープします。
ふんわりルームブラ
ナイトブラの中でも一二を争う人気の「ふんわりルームブラ」。
かわいらしい名前ですが、エレガントで上品なデザインが魅力的なナイトブラです。
見た目だけでなく、素材にもこだわりがあり、デリケートなバストに触れる部分は上質なコットン100%を使用。
締め付けずにバストを寄せてあげ、機能性もバッチリです。
デザイン・素材・機能性の三拍子そろったブラは、他になかなかありませんよ。
まとめ:かゆい原因を探って対策すればナイトブラをつけても大丈夫
敏感肌だからという理由でナイトブラの使用をあきらめてしまうのはもったいないことです。
かといって、かゆみや肌荒れを我慢して使い続けるのもおすすめできません。
この記事のなかでご紹介してきた方法で、きちんと対策をして快適なナイトブラライフを送ってくださいね。