コラム

【快適?】ナイトブラは手作りできる?型紙ほか必要なものとメリット・デメリット

ナイトブラを使ってみたいと思っても、いざ商品をみてみると、体を締め付けすぎるような気がして、ひるんでしまうという方も多いのではないでしょうか。

サイズ展開が少ないということもあり、自分にぴったりのサイズを探すのが難しそうな印象もありますよね。

そこで、自分だけのオリジナルのナイトブラを手作りしてみようと考える方も多いようです。

でも、実際ナイトブラは自分で手作りできるものなのでしょうか。

もし手作りするなら、ナイトブラ専用の型紙ってあるのでしょうか。

生地やそのほかの必要なものは簡単に揃うのかなど、いろいろな疑問にお答えしていきます。

ナイトブラを手作りすることは可能?不可能?

結論から言えば、洋裁を少しでもかじったことがある方ならば、ナイトブラのようなものを手作りすることができるでしょう。

ですが、それでもブラジャーという特殊な加工の製品を手作りすることは簡単ではありません。

  1. ワイヤー入りは難しい
  2. ハーフトップブラなら可能
  3. 手作りするのは簡単ではない

ワイヤー入りのブラジャーは手作りするのが難しい

もし、日中用のワイヤー入りブラジャーを手作りするとなると、結構な手間がかかります。

ワイヤーは近所の手芸店などには売っていませんし、ホックも特殊なため大きな手芸用品専門店に出向かないと手に入りません。

ネットで探すとしても一苦労ですよね。

その上、裁断するときにはパーツの多さにひるんでしまいそうですし、立体的かつ素材も扱いづらいので縫製もハードルが高いです。

ハーフトップブラタイプなら手作りするのも可能

ところが、ナイトブラなら、ワイヤーやホックはなく、肩ひものストラップもないものがあります。

かぶりタイプのハーフトップブラのようなものならば、無理なく手作りすることができるでしょう。

手作りするには難しい面もある

ハーフトップブラと言っても、スポーツブランドが展開しているような着圧の高いものや、部位によって着圧レベルを変えてある立体構造のアイテムは、再現するのが難しいです。

まず伸縮性の高いストレッチ生地を縫うためには、性能の良いミシンが必要になります。

それに、ストレッチ生地は独特の性質をもっているため扱いに慣れていないとミシン目が不揃いになるだけでなく、縫い目の糸があちこち飛び出たり、飛んでしまったりします。

つまり、ハーフトップブラのようなものなら手作りできるけれど、それでも難易度は高めということになるのです。

手作りしてもナイトブラの効果なし?

もし頑張って手作りしたら、ナイトブラと同じような効果が望めるでしょうか。

効果があるなら、せっかくだから頑張って作ってみたいという気持ちにもなりますよね。

ナイトブラの効果とは、どんなものかを考えてみましょう。

ナイトブラに必要なのは、バストをキレイな形に整えるためにサポートする力です。

おもに横側へ流れていってしまうことを防ぐために、サイドの構造がポイントとなります。

多くのナイトブラでは、横から中央へとお肉を寄せ集められるような工夫がされています。

その工夫は、一朝一夕にできるものではなく、構造をなんども練り直しながら完成した形です。

例えば、生地を場所によって二重にしたり、切り替えラインを設けたり、細やかな工夫がなされています。

これによって、バストの美しいフォルムをサポートしていくわけですね。

ワイヤーがなくても、バストがキレイな形になって谷間までできるというのは、こうした工夫のたまものです。

また、もう一つ、ナイトブラの効果として挙げられるのが、適度な着圧です。

締め付けすぎはよくないですが、お肉が重力に逆らえる程度の絶妙な圧力が必要になります。

バストのシルエットをサポートする力や、適度な着圧具合を上手に再現することができるなら、ナイトブラを手作りする意味は十分にあると言えます。

ナイトブラを手作りするときの費用は約1万円!?

では、実際にナイトブラを手作りすると仮定して、必要な材料とそれぞれにかかる費用について考えてみましょう。

  1. 型紙
  2. 生地
  3. ミシン糸

型紙

まず、型紙が必要になります。

市販されているものは、およそ1,500円ほどになるでしょう。

さらに、型紙はカット済みでないものが多いので、購入してから自分でハサミやカッターなどを使って切り取る必要があります。

その際、複数のサイズが一枚の紙に書かれている場合もあるので、そのときは自分のサイズを探して他の紙にトレースし、それから切り取るという手順になります。

意外と時間がかかるので、その手間も考慮しておくようにしましょう。

生地

せっかく自分で手作りするなら一番こだわりたいのは生地ですよね。

良質なシルクやコットンを使おうと思ったら、1メートルあたり5,000円ほどするものもあります。

ただし、ハーフトップブラタイプなら50cmほどで足りるでしょうから、2,500円ほどでいいでしょう。

ミシン糸

伸縮性に富んだ生地を使うのであれば、それに応じたミシン糸を用意しなければなりません。

端をかがるためにロックミシンも必要になるので、全部で必要なミシン糸代が、1,000円ほどになると思われます。

このほか、装飾などは自由にできますが、それについては割愛いたします。

こうしてみてみると、結局、ナイトブラを手作りするためにかかる費用の総額は、およそ「5,000円」ほどになるでしょう。

さらに気をつけたいのが、材料選びから縫製までの時間を考えると、おそらく全部で5時間ぐらいはかかってしまうことです。

2回目からはスムーズにいくかもしれませんが、最初の一枚なら少なくともこの程度の時間を要するはずです。

単純に時給1,000円と仮定した場合、5時間ぶんで5,000円程度に換算されるリソースを傾けてしまうことになります。

これを合算すると、「約1万円」になるということですね。

加えて、縫製するときには失敗はつきものですし、ハサミなどで怪我をするリスクもあります。手作りする作業による身体的な疲れもあるでしょう。

これも見逃せません。

手作りナイトブラのメリットとデメリットを比較

では、手作りのナイトブラのメリットとデメリットをまとめてみましょう。

ナイトブラを手作りするメリット

  • 好きな生地を選べる
  • 手作りするのが楽しい

ナイトブラを手作りするデメリット

  • 立体構造を再現できず、バストの形をキレイにキープできない
  • 着圧がブラ全体で一定になってしまう
  • 費用がかさむ
  • 丈夫でないので洗濯のときに気を使う
  • 縫製技術が必要
  • ミシンなどの設備が必要

まとめ:ナイトブラを手作りするより買ったほうが安く済むことも

こうしていろいろ比較してみると、ナイトブラを手作りするメリットはあまりないようです。

もちろん、手作りが楽しいからという理由なら、それに勝るものはありません。

しかし、効率優先で考えるなら、デメリットの多さの方が気になってしまいますね。

ナイトブラを手作りした方が安くつくとの考えでいると損をしてしまうことにもなりかねませんので、よく注意して検討してください。

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