桑の葉というと子供の頃、桑畑の地図記号を学校で習ったことやお蚕さんのえさというイメージだ。

最近、この桑の葉に注目が集まっているのは、知っているだろうか?
青汁や甘酒などにも利用され、産業としても年々発展していっているそうだ。

また、桑の葉には、生活習慣病の1つと言われる糖尿病に良いという話もある。

現在、沖縄では、桑の葉を練り込んだ沖縄そばとパンの開発が行われているそうだ。

今回は、桑の葉や桑の葉を使った沖縄での取り組みを紹介しようと思う。


話は変わるが、実は、あのファンケルのカロリミットも桑の葉が入っている。
機能性表示食品で、食事の糖と脂肪の吸収を抑えるサプリだ。

カロリミットについては別の記事で詳しく紹介している。
良かったらそっちも見てくれると嬉しい。
カロリミットの詳細はこちら

桑の種類

桑は、種類がたくさんある。

その中でも、古くから日本に自生していたものは、やまぐわ・はちじょうぐわ・おがさわらぐわ・やまべぐわ・あまくさぐわ・みずほぐわ・せきざいそうなどだ。

中国や朝鮮などから渡来した桑が、からやまぐわ・ちょうせんぐわ・かんとんぐわ・ろそう・おにぐわ・しまぐわなどだ。

この中のシマグワ(九州南部や屋久島などに生育)に慣れ親しんでいる沖縄県浦添市の人達が、その桑を使って、健康と産業の両方に明るい未来を見出したようだ。

血糖値を下げる?桑を使った沖縄そばやパン|浦添市がスポットを当てた企業と学校が開発を決意

沖縄県の浦添市では、沖縄工業高等専門学校、サン食品、沖縄製粉と共に産官学の連携で、糖尿病予防のために、シマグワ葉パウダーを練り込んだ沖縄そばやパンを開発したとのこと。

沖縄高専は、全国高等専門学校ロボットコンテストで優勝するほどの、クリエイティブなシステム工学を学んでいる学生たちが多い学校のようだ。
その学校で、シマグワが血糖値上昇を抑制する働きがあるとの研究結果を立証。

そして、沖縄そば生産量日本一のサン食品
沖縄県民への食糧の安定供給を理念に掲げている沖縄製粉

県民の健康を守りたい、ついでに雇用拡大の為にも養蚕業も活発にしたいとの狙いがあるようだ。

桑は養蚕以前から食用だった

桑の名前の由来は、蚕が食べる葉「蚕葉(͡コハ)」というだけではなく、人も食べられる葉なので「食葉(クワ)」ということからつけられたようだ。

桑の若くて柔らかい葉は、天ぷらにして食べれるそうだ。
小さい頃に桑の実を食べた記憶があるが、葉っぱも食べれるとは驚きだ。

最近では、桑茶や青汁の原料、ジャムなどとして通販などでも販売されている。

メタボにも効果的!?桑の葉の効果

桑には霊力があると古代からも言われ、万病の生薬として使われてきたそうだ。

鎌倉時代に臨済宗を開いた栄西までが『喫茶養生記(きっさようじょうき)』の中で、健康と長寿の為に桑の葉のお茶を飲むことを広く勧めたとのこと。

漢方では利尿、解熱、鎮咳、血圧、血糖降下作用などがあると言われている。

2型糖尿病に効果があるという検証もされている。
(出典元:2型糖尿病患者に対する桑療法の効果

研究は引き続きされていくようなので、これからの桑の葉の活躍に期待したいところである。