ナイシトールは、ドラッグストアの「お腹の脂肪が気になる人」的なコーナーでよく見かける商品だ。
ジョーは最初、ナイシトールをサプリだと思っていたが・・・実はこれ、「防風通聖散」という漢方の商品。

防風通聖散は「体脂肪を減らす」効果がある漢方だ。

さて、ナイシトールには、ナイシトールGとナイシトールZの2種類がある。
でも、パッと見ただけだと、自分はどっちを選んだら良いのだろうか?ということがよくわからない。

そこでこの記事では、ナイシトールGとZを比較しながら、どちらがオススメなのか?がわかるように解説していきたい。
ナイシトールが気になっている人もそうでない人も、選ぶときの参考にしてくれれば嬉しいのだ。

ナイシトールGとナイシトールZの基本情報

ナイシトールG

%e3%83%8a%e3%82%a4%e3%82%b7%e3%83%88%e3%83%bc%e3%83%ab%ef%bd%87

  • 商品名 : ナイシトールG
  • メーカー名 : 小林製薬株式会社
  • 価格 : 336錠3,490円
    (2016/12/28現在のamazon価格)
  • 購入先 : 楽天、Amazon
  • 区分 : 第2類医薬品
  • 形状 : 錠剤
  • オススメ : おなかの脂肪を落としたい人に

ナイシトールZ

z

  • 商品名 : ナイシトールZ
  • メーカー名 : 小林製薬株式会社
  • 価格 : 315錠4,480円
    (2016/12/28現在のamazon価格)
  • 購入先 : 楽天、Amazon
  • 区分 : 第2類医薬品
  • 形状 : 錠剤
  • オススメ : おなかの脂肪を落としたい人に

ナイシトールについて詳しく

ナイシトールはおなかが気になる、脂肪太りで便秘がちな人に特にオススメ

ナイシトールは、漢方薬の防風通聖散というタイプに分けられる。
漢字だけみると、体に何が起きるのか全く分からないな・・・
このタイプの漢方薬は、体の熱を冷まし・体内の水分の循環を良くし・便秘を改善する作用がある。

ナイシトールの副作用もしっかりチェック

漢方薬は副作用がつきものなようだ。
副作用に書いてあることに悩んでいる場合は、さらに悪化してしまうことも頭に入れておこう。

ナイシトールの副作用は腹痛、お腹が緩くなる、頭痛、めまい、発汗などが起こる可能性がある事だ。
もし、副作用が出た場合には、ナイシトールを飲むのをやめて、必ずお医者さんに診てもらって欲しいのだ。

%e3%83%8a%e3%82%a4%e3%82%b7%e3%80%80%e5%89%af%e4%bd%9c%e7%94%a8

成分の力を活かすために

小林製薬では、防風通聖散(通常時は粉)を錠剤にする時に、生薬の中に含まれる成分が失われないようにしている。

漢方の成分は、熱を加えると変化してしまう。
それを避けるため、低温で濃縮する製法を用いているのだ。
18種類の生薬の力を生かすために、こういった工夫がされているというのは、本当にすごいことだ。

また、素早く体内で溶け込みやすく吸収されるために、コーティングなどはしていない。
粉末にした生薬エキスをそのまま、錠剤にしているとのこと。
成分をそのまましっかりと吸収できるような工夫がされているとなると、期待が高まる。

ナイシトールGの成分

ナイシトールGは、特にどのくらいの処方量かは書いていない。
しかし、成分量を見比べるとナイシトールZより少ない。
img_0527

ナイシトールZの成分

ナイシトールZは、有効成分を1日にとって良い量ギリギリまで入っている。
1日に摂取して良いとされる量限界まで、成分(生薬)が含まれている事を満量処方という。
ナイシトールGは、Zより少なくて、満量処方になっていない。
img_0523

ナイシトールの飲み方について

空腹の時に飲むのが、1番良いと言われている。
具体的には食前(食事の30分前)または、食間(食後2時間後)だ。

飲み忘れやすい人は、朝に起きた時・夜に寝る前などに飲むのでも良いようだ。
ナイシトールG・ナイシトールZのどちらも、1日3回飲むように書いてある。

違いがあるのは、1回に飲む錠数。
ナイシトールGは1回4錠なのに対して、ナイシトールZは1回5錠飲まなければならない。

ナイシトールGとナイシトールZを比べて飲んでみた感想

gz

さて、実際に2つの漢方薬を飲み比べてみたので、下に書いていきたいと思う。

外見だと差がほとんどない

横並びした写真を見ても分かる通り、ナイシトールGの方は、お試し用のを買ったので、袋に入っていた。

ただ、ナイシトールGは、お試し用以外のものは、瓶に入っている。

gz-zyou

錠剤の外見に関しても、、粒のサイズもほとんど差がない。
手に乗せてみると、ナイシトールGの方が、少しだけ濃い色というだけ。

また、どちらとも、漢方薬の独特の匂いがして、この点も差はない。

実際に飲んでみると、両方とも、飲みやすい
錠剤にコーティングしていないようなので、苦みが強いのかと思ったのだが、他の錠剤の防風通聖散と変わらなかった。

ちなみに、お湯だと苦く感じるので、お水で飲むのが良いと思う。

ナイシトールGかナイシトールZかは、成分量で選ぶ

味、匂い、飲みやすさなど、差はほとんどなかった。

では、この2つの漢方薬は、一体どこに差があるのだろう?
実はこの漢方薬、外見は同じでも成分量に違いがあるのだ。

ナイシトールZは満量処方のため効果は高いかもしれないが、その分、体質に合わない時などは、副作用のようなものが出やすくなってしまう。

だから、漢方初心者の人や、体への影響が心配な人は、ナイシトールGを選んだ方が無難だと思うのだ。

気になっていることを小林製薬に電話して聞いてみた

満量処方が10ならばナイシトールGは6.2処方!

防風通聖散には、成分の生薬が満量処方(100%)だけではなく、1/2処方や2/3処方、4/5処方など様々ある。

ナイシトールZは満量処方なのに対し、、ナイシトールG6.2割処方とのこと。
※満量処方(100%)を10と換算した場合。

内臓脂肪や皮下脂肪と個々の脂肪だけではなく脂肪全般に効果がある

やっぱり気になるのは内臓脂肪!
なので、内臓脂肪に効果があるか尋ねてみた。

その答えは、内臓脂肪とか皮下脂肪とか個別の脂肪に効果があるというものではなく、、脂肪全般に効果があるものとのこと。

身体全体に作用があるけど、特に上半身のお腹周りに効果があると言っていたのだ。

便秘の人じゃなくても飲めるが、下痢に注意

ジョーは以前、薬局で、「防風通聖散は便秘気味でないと飲んではいけない」と言われたことがある。
そこで、「便秘している時にしか飲めないの?」ということを尋ねてみた。

答えとしては、、便秘がちの人の方が効果が表れやすいということだった。

加えて、、お腹が緩いときは、飲むと下痢がひどくなってしまうので飲まないほうが良いということも教えてくれた。

体力に自信がない人は控えた方が吉?

また、「体力がある人向け」と書いてあるけど、それなら体力がある人しか飲めないの?という疑問が。
そこで、その点についても質問してみた。

すると、
体力が充実している人の方が、効果が表れやすい
とのこと。

また、体力があまりない時に飲むのは、止めておいた方が良いとのことだった。

生薬には中国産も含まれる

ところで、生薬の生産地ってどうなっているのだろう?
安全性の面が気になるので、これも聞いてみた。

これに対しては、
ナイシトールGの生薬の生産地は、、中国のものを含む
ということ。

ただし、日本薬局方の基準に満たしたものなので問題はないとのことだった。

他社の防風通聖散より割合が少ないけど、基準は満たしている?

さて、ジョーがパッケージに書かれたナイシトールに含まれる生薬の配合量を見ていると、なんか、他の会社の防風通聖散とは配合割合が微妙に違っている・・・。
一部の生薬の配合量割合が、他社よりが少ないのだ。

同じ防風通聖散なのになんでだろう?と思ったので、聞いてみたのだ。

すると、防風通聖散は、中国の古い文献にのっとって作っているそうで、、参考にしている文献によって、生薬の配合量は違うと言うことだった。

ただ、いずれも日本薬局方の基準に満たしたものであることには変わりないそうだ。