菜種油とは

菜種油って何?

菜種油は、アブラナの種子から搾油した油です。
世界的に広く栽培されているので、数多く出回っています。

そんな訳でこの油は、大豆油やパーム油に続く生産量になっています。

そして、多量の摂取は、心臓疾患に影響を及ぼすと言われています。
しかし、その原因と言われているエルシン酸の比率を減らした、ローエルシックタイプも普及してきています。

菜種油の特徴

原料・製造方法・加熱に注意して

この油は、日本では古くから使われてきました。

また、カラッと揚がる特徴が、揚げ物には使いやすいようです。

ところで、日本での自給率はわずか0.04%です。
ほぼ輸入に頼っています。
この油の主な輸入先は、カナダです。

国産のものに比べて輸入産の菜種油は安いのですが、購入にはあまりお勧めはしません。

輸入品は遺伝子組み換作物を使用したり、トランス脂肪酸を含んでいたり、油が酸化していたりと指摘をする人がいるからです。

トランス脂肪酸は動脈硬化を誘発すると言われていますし、酸化した油は細胞を傷つけるとも言われています。
個人的には国産品がお勧めですね。

菜種油の食べ方

生食、加熱料理どちらも調理できます。
生食に使う時はドレッシングやマリネ液などにも使います。

炒め物の他には、揚げ油としてよく使われます。
カラッと揚がるので食品の油切れも良いです。

菜種油の効果・効能

菜種油に豊富に含まれるオレイン酸は、胃に留まる時間が短いことから胃もたれ、胸やけを軽減します。
また、胃酸過多を防ぎ、胃炎や胃潰瘍の予防にもなります。

そして、このオイルに多く含まれるビタミンKは、骨粗しょう症の予防にもなります。
骨にカルシウムを沈着させ、骨を丈夫にさせるんです。
カルシウムの豊富な小魚や小松菜と一緒に食べるとより効果的です。

高品質な菜種油は、血中のコレステロールを低下させ、血栓を防ぎ、動脈効果や心疾患の予防にもなります。
なるべく精製されていない低温圧搾のものを選ばれるとベストのようですよ。