ハンバーグやカレーにシチュー、コロッケなどすっかり定番になった洋食。
お店で食べることも多いのではないでしょうか。
私たちの食生活に浸透してきた洋食ですが、日本食に比べ脂質が多くなりがちです。

今回は外食のコツ(洋食編)と題して、中性脂肪やコレステロールが気になる方向けの洋食メニューの選び方や食べ方についてお伝えしていきます。
洋食好きの方必見です!


スクリーンショット 2016-07-07 21.23.24《著者紹介》
柴内さおり
管理栄養士。社員食堂、栄養相談、商品開発などの仕事を経験する中で、食べたものが自分のからだをつくっているということを再認識。現在はアプリでのダイエットアドバイスやコラム作成を中心に活動、食の大切さを日々発信している。食べることが大好きな一児の母。


おすすめの食べ方

前菜にはサラダを

パスタやハンバーグ・カレーなどの単品料理を食べるときには、野菜サラダやスープをプラスしましょう。
野菜に豊富な食物繊維はコレステロールを吸着し排出を促してくれます。

前菜がない場合は、野菜の付け合わせのあるメニューや材料に野菜を多く使っているメニューを選択するといいですね。
最近ではサラダバーの付いているレストランもよく見かけます。そういったお店を選ぶのもおすすめです。

脂質を抑える工夫を

洋食はバターや生クリーム、牛脂など動物性の脂肪が多く使われています。

例えばステーキなら、脂身を残したり、もともと脂身の少ない部位を選ぶ、ソースを和風のおろしソースやポン酢などにするといった方法があります。

ハンバーグのように脂身も混ざってしまっている場合は、主食はご飯を選ぶ方が脂質を抑えられます。
フライであればマヨネーズが使われているタルタルソースは残すなども効果的な脂質のカット方法です。

飲み物のカロリーも意識して

飲み物にも注意しましょう。
甘いカクテルやジュース、清涼飲料水などは糖質が多く含まれているので、カロリーも高くなりがちです。

脂質が多く高カロリーになりがちな洋食なので、メインのお料理は脂質を気にしないで食べたい!という方は飲み物だけでもローカロリーなものを選べるといいですね。

脂質の低い洋食メニュー

洋食の中でも脂質が低く、カロリーが低いメニューをご紹介します。迷ったときはぜひ参考にしてみてください。

ヒレステーキ、ロールキャベツ(トマト)、チキンソテー、ボンゴレパスタ、ペスカトーレ(魚介パスタ)など
全体に白っぽいクリーム系のものは避け、シンプルな塩味やトマトソースの方がおすすめです。

会食の場合なら、前菜2品、メインの肉や魚1品、(主食となるパスタやピザ1品)など前菜を多めに注文してお腹を膨らませるのも良い方法です。


いかがでしたか?

食事バランスは1食ではなく1日のトータルで考えるものなので、外食をしても前後の食事で調節すれば問題ありません。
ですが、外食が続く場合はカロリー過剰、ビタミン・ミネラル不足になりやすいため、上手にメニューを選ぶことがポイントです。

自分でしっかり選べる目を養っていきたいですね。