皆さんはどのくらいの頻度で外食しますか?働き盛りの方であれば毎日昼食は外食、夕食は付き合いで外食が多いという方も多いのではないでしょうか。

外に出れば様々な飲食店が軒を連ね、そのジャンルも和食、洋食、中華にイタリアンなど大抵のものが食べられるようになりました。
そんな時代だからこそ外食先でのメニュー選びが大切になってきます。

中性脂肪やコレステロールが気になる方に知っておいてほしい、外食を利用するときのコツ(基本編)をまとめました。


スクリーンショット 2016-07-07 21.23.24《著者紹介》
柴内さおり
管理栄養士。社員食堂、栄養相談、商品開発などの仕事を経験する中で、食べたものが自分のからだをつくっているということを再認識。現在はアプリでのダイエットアドバイスやコラム作成を中心に活動、食の大切さを日々発信している。食べることが大好きな一児の母。


外食を利用するときの3つのコツ

知っておいて欲しいコツはたったの3つ!外食の頻度が高い方は特に意識してほしいですね。

脂っこいものは昼食に

昼食は午後の活動に必要な栄養素を摂る食事とも言えます。
昼食の時間帯は胃や腸などの内臓器官の働きも活発なので、多少脂っこいものを食べてもからだがしっかりエネルギーとして代謝してくれます。

からだを動かす時間も長いので食べすぎた分はからだを動かして消費しよう!ということもできるわけです。

単品食べはしない

ラーメンやうどん、パスタなどの麺類や丼物単品では栄養素が偏りがちです。

野菜や海藻には、ビタミンやミネラルが豊富でからだの調子を整える働きがありますので、不足してしまうとからだの不調につながりやすくなってしまいます。
野菜や海藻類には食物繊維が豊富で血糖値の上昇を緩やかにしてくれたり、余分な脂質を吸着して排出を促す働きもあります。

定食タイプやサイドメニューに野菜がある場合は積極的に選んで、野菜や海藻から食べるようにしましょう。

彩りのよいメニューを選ぶ

彩りが良いということは、食材の種類が多く使われていることになります。
食材の色素成分には私たちの体にとって有効な成分が含まれているので、彩りの良いメニューを選ぶと栄養のバランスも整いやすくなります。

例えばラーメンよりもちゃんぽん麺、牛丼よりもビビンバのようなイメージです。
先ほど、単品食べはしないといいましたが、単品でも野菜が入っていて彩りが良いもの(例えば、あんかけ焼きそばやタコライスなど)であればOKですよ。

定食タイプを選べば、自然と色々な食材が摂れるので彩りもよくなりやすいです。


いかがでしたか?

外食なんて自分がそのとき食べたいもの食べればいいんだ!という声も聞こえてきそうですが、1日3回しかない貴重な食事の1食、自分のからだになっていく食事なのです。
3つのコツを守れば外食も味方にできます。

外食は普段食べられないようなおいしいものや食べたことのない食材、新しい味に出会ったりとメリットもたくさんあり、心も豊かになりますよね。上手に活用して心とからだが喜ぶメニュー選びをしていきましょう。