手先足先が冷えて夜も眠れない!
上半身がほてるのに下半身は冷たくて…など、冷え性のタイプは様々です。

例えば、コレステロール値が高いことによるドロドロ血液は、循環不良型冷え性を引き起こし、新陳代謝低下による全身の冷えをおこします。

また、冷房で身体を冷やしすぎると皮膚の血管は、収縮し、手先足先の血流が悪くなります。
自律神経の不調による冷えも深刻です。

今回はあなたにあった冷え性改善エクササイズについて考えてみましょう。


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《著者紹介》
福島 多香恵
椅子を使った運動「チェアロビクス®」を創案し登録商標を取得。体幹強化重視、疾病予防に役立つ独自の運動レシピを創っている。


女性ホルモンは身体を冷やす?筋肉を増やして体温をあげる!

いろんな講習会に参加する中で、主催者が男性の場合、会場の温度が低く設定されているような気がします。

「人間の体温は4割が筋肉によってつくられる」といわれていますが、筋肉量の違いは、体温に影響を与えています。

女性は、卵胞ホルモンの影響で熱をつくりにくく、男性よりも筋肉量が少ないです。
それにより、冷えを訴える例が多いように思われますが、運動不足の男性も要注意です。

生活習慣の中に筋肉トレーニングを取り入れて、筋肉量を増やしましょう。
特定の運動ばかり繰り返さないように、全身くまなく鍛えましょう。

リンパ管はコレステロールを運んでいる?有酸素運動で循環を改善!

生命を維持するためには、全身に血液を巡らせることが必要です。
心臓から動脈に血液が送られた時に動脈は、弾性繊維に囲まれて、膨らまないようになっています。
一方で、血液を心臓に戻す静脈は、平滑筋が少なく膨らむ性質があります。

静脈には、血液を一時保管する働きがあり、長時間身体を動かさないと静脈に血液が滞留した状態が続きます。

また、静脈とつながるリンパ管は、全身に網の目のように広がっています。
リンパも静脈と同様に、心臓の圧力が及ばないため、筋肉ポンプの力が必要です。

リンパ管は、サイズが大きくて、毛細血管では運べないです。
ですが、リポたんぱくをまとった脂肪などを全身に運びます。

皮下脂肪層が厚いと、周囲の毛細血管やリンパを圧迫し、循環が悪くなってしまいます。

歩くなどの有酸素運動で、積極的に、脂肪を燃焼させましょう。
仕事で激務に追われている方は、山歩きなどの高地トレーニングで、赤血球を増やして、激務に負けない循環力をつくりましょう。

関節の硬さも冷えの原因?ストレッチでしなやかな筋肉をつくる!

関節の硬さ・自律神経のバランスの崩れなどが冷えを引き起こす場合があります。

お風呂上りに、軽いストレッチを行ないましょう。
ストレッチは心地よい程度に行なうのが良いです。

また、コレステロール値が高くて、低体温で、寒くて仕方がない場合、甲状腺機能が低下している場合があるそうです。
思い当たる方はお医者さんにいきましょう。