油っぽい食べ物だと、私たちにはエネルギーが多すぎる

エネルギーの摂りすぎ?食生活を見直してみましょう

ぽっこりお腹の原因は、その人の食生活に主な原因がある。

最近、高カロリーな食事を摂ることが増えてきていないだろうか?
ジョーは、コンビニやファーストフード店で、安いコストで食事を済ませてしまうこともある。

でも、外食やお惣菜は、できるだけ美味しく感じるように、油や塩分の多い味付けをしていることがほとんどだ。

そのようなものを多く食べる食生活では、食べたもののエネルギーを体の中で消費しきれない。
結果として、余ったエネルギーは内臓脂肪として溜まっていってしまうのだ。

通常の食事にファーストフードや大量のお菓子を食べるようになったことで、「子供のメタボ」という問題も発生するようになってしまった。

今の日本では早く、沢山食べなくても十分なエネルギーを取ることが出来るようになってきている。
今私たちが気をつけなければならないことは、「食べ過ぎないこと」なのだ。

贅沢な悩みのように思えますが、自身の健康を保つために、心がけるようにしてみよう。

食事の栄養バランスにもぽっこりお腹の原因が?

また、全般的な食事の量やスピードだけでなく、食事の内容にも原因が潜んでいる。

わかりやすいのが、お肉や揚げ物などの油っぽい食事。
当たり前ですが、油っぽい食べ物を多く摂っていると脂肪は増えている。

また、体内で脂肪の吸収を抑えたり、分解を助けてくれるための様々なビタミン、ミネラルが不足しているのも問題だ。
ビタミン、ミネラルの不足は内臓脂肪の増加に歯止めが効かない状態を招いてしまう。

ビタミン、ミネラルは野菜に多く含まれている。
そのため、野菜が不足している食生活も、ぽっこりお腹を生み出してしまうのだ。

生活の中でエネルギーを消費しきれないのも内臓脂肪の原因

運動不足だと、食べた分がそのまま脂肪になってしまう

また、取り入れたエネルギーを消費しきれないと、余った分はそのまま脂肪になってしまう。

そのため、日頃ほとんど運動をしない生活が続いていると、食べた分だけ脂肪が増えていってしまうのだ。
ある意味、運動不足はぽっこりお腹の直接的な原因とも言える。

仕事続きで、そんな運動なんてやる余裕がない!という人もいるかと思う。

しかし、内臓脂肪は「増えやすく、減らしやすい」のが特徴だ。

それに、内臓脂肪を減らすために必要な運動量は、決して多いわけではない。
ハードな運動よりも、毎日少しづつでも続けていくことが大切とされている。

生活習慣ひとつでぽっこりお腹に

タバコや飲酒も脂肪を増やす

お酒の飲み過ぎもぽっこりお腹の原因になる。
お酒のエネルギー量は意外と高いもの。
さらに、お酒のおつまみとなるようなものは、味が濃かったり油っぽいものが多い。

お酒とおつまみを交互に食べていると、結果としてものすごい量のカロリーを摂取していることになってしまうのだ。

また、タバコを吸うと、血液中に中性脂肪の元である遊離脂肪酸が増えてしまう。
これも、内臓脂肪が増える原因の一つ。
その他、喫煙は悪玉コレステロールを増やしたり、血圧を上げたりなど、様々な悪影響を及ぼしてしまう。

夜型の生活や睡眠不足は、ストレスや余計な食欲を生んでしまいます

変えていくのは難しいことかもしれないが、夜型の生活をはじめ、睡眠不足やストレスも脂肪を増やす原因となる。

内臓脂肪を始め、脂肪というものは夜に作られる。

そのような夜に夜食や遅い夕食を食べてしまっていると、エネルギーの代謝が追いつかない。
代謝で消化しきれなかったエネルギーはそのまま脂肪になってしまうわけだ。

睡眠不足も同様に、過剰な食事や代謝の不具合を招いてしまう。
また、睡眠不足で気をつけたいのは、本人が気付いていなくとも、ストレスを溜めてしまうという点。

ストレスを溜めてしまっていると、副交感神経の働きによって、より多く食べてしまったり、ヤケ酒ということで沢山お酒を飲んでしまうことがわかってきている。
まずはしっかりと睡眠をとり、夜型の生活やストレスと向き合っていく必要があるのだ。

日本人は太りやすい?遺伝の話

最後に、日本人の遺伝子の話をしようと思う。

そもそも遺伝子には、体が太りやすくなる「肥満遺伝子」というものがある。
肥満遺伝子には種類があり、特に日本人に多いとされているのが、脂肪を溜め込みやすい「倹約遺伝子(または飢餓遺伝子)」と呼ばれているもの。

戦前は、日本人の食生活の中心は野菜や魚、お米が中心だった。
しかし、現代になってから、海外の食生活の流入などで、パンやお肉を食べるようになってきている。

もともと持っていた「太りやすい」遺伝子の力に加えて、カロリーの高い食事を摂るようになってしまったものだから・・・メタボリックシンドロームが問題となってきているとも考えられるわけだ。

しかし、この遺伝子は決して克服できない壁ではない。
戦前の食事をしろというわけではないが、多少なりとも食生活を見直していくことが大切だ。