糖質制限ダイエットに、死亡の危険がある……?!

ジョーもこの噂を友人から聞いて心底驚いた。
糖質制限は、確かに正しい方法で行わないと健康を損なう可能性があるダイエット方法だ。

今回は、糖質制限ダイエットに死の危険があるのか否か、じっくり調べてみた。

糖質制限と死亡に、科学的根拠はあるの?

おそらく、糖質制限で死亡を連想する人は、桐山秀樹という方の急死が理由となっているのではないだろうか。
桐山さんは、色々ニュースサイトを見た人は知っているかもしれないが、糖質制限ダイエットの第一人者でもあり、その広報活動も積極的に行っていた人だ。
その死因は脳梗塞で、本人のfacebookでも、糖質制限とは関係ないと説明されている。

一方、その他にも、糖質制限が原因で病気にかかり、その結果亡くなった、などと言われている芸能人も複数いるようだ。
ただし、これらの情報はあくまで憶測であり、「糖質制限が直接急死に関係する」といった科学的根拠は出ていない。

そのため、ジョーとしてはあまり不安を煽るような記事は書けないし、書きたくないというのが心情だ。
これを踏まえて、以下の内容も読んでいただきたいと思う。

糖質制限をするべき人、しなくてもいい人、するべきではない人

糖尿病、高血糖、メタボの人は糖質制限する価値あり

このサイトを閲覧するということは、きっとメタボに悩んでいる人だろう。
メタボの人にも色々いるが、高確率で高血糖に悩んでいるはずだ。

そんな人が糖質制限ダイエットを行うのは大いに結構だ。
そもそも、糖質制限ダイエットは糖尿病の食事療法の一つである。
そのため、むしろ率先してやってみてほしいくらいの気持ちでいる。

糖分を摂り過ぎていない人は、糖質制限してもいいの?

しかし、一方で、「糖質制限をしなくてもいい人、むしろするべきではない人」という層もいるのではないだろうか?
ダイエットに積極的な若い女性をはじめ、元々ある程度痩せている人達だ。
糖質制限ダイエットは、というかダイエットは、もともと太っている人が行うものだ。

人によって基準は異なるとは思うが、一般的な体型で、別に高血糖でもない人が糖質制限を続けるとどうなるのか。
そもそも必要十分な糖分しかとっていないのだから、糖分不足、ひいては栄養不足になりやすくなることは想像に難くない。

糖質制限の結果、太ってしまう人も

また、今まで低カロリー・低脂肪で過ごしていた人は、逆に太ってしまう事もあるようだ。
糖質制限の結果、逆に「脂肪、カロリーを過剰に摂ってしまう」と体が判断してしまうらしい。

その点、メタボの人でも、現状でしっかりカロリー制限が出来ているのなら、無理に糖質制限という流行に乗る必要はないように思える。

考えられるのは、「間違った糖質制限」

間違った糖質制限は病気への抵抗力を削いでしまう

はじめにも述べた通り、糖質制限ダイエットは間違った方法で行うと、必要な栄養素も摂れず、その結果体調を崩してしまうなどの危険性がある。

糖質制限が直接死亡につながることは考えづらく、
「間違った糖質制限によって間接的に健康を損なっていた結果、命に関わる病気に対する抵抗力が落ちてしまっていたのではないか?」
というのがジョーの予測だ。

別の記事でも時折述べているのだが、糖質制限の方法を誤り、たんぱく質、脂肪、ビタミンやミネラルなど、体に必要な栄養素を十分摂らない状態で、健康に生活することは人間には不可能だ。
「糖質制限だから」と言って実質絶食に近いような食生活を行う女性もいるようだが、ジョーからすると常軌を逸している(ジョーだけに)。

糖質制限をするなら、他の栄養はしっかり確保しよう

ただでさえ体に必要な糖質を削っているのだから、それ以外に必要な栄養はしっかりとらないと、メタボ以外の方面から寿命を縮めかねないのだ。

というわけで、糖質制限ダイエットを考えている人は、しっかりと方法や、食材の栄養素を確認しながらやってみること!
また、糖質制限を始めてから体調が優れないようなら、程度を低くしたり、一度停止して様子を見るなど、上手くコントロールしながら実践してほしいのだ。

糖質制限で痩せすぎってあるの?

その次に考えられる不安としてあるのが、「糖質制限による痩せすぎ」だ。
現状メタボのジョーとしては痩せすぎなんて言葉は夢のようだが、実際悩んでいる人もいるようだ。

これに関しては、先も言ったように「食べなさすぎによるエネルギー不足」が原因だ。
繰り返しになってしまうが、糖質以外の栄養も控えてしまうと、結果として体を動かすエネルギーが無くなってしまう。

糖質を控える分、他の栄養はしっかり摂る必要がある。
すぐに命に関わるという事は考えづらいが、栄養失調などには十分気をつけて欲しいのだ。