学生から社会人まで、そろそろ春に受けた健康診断などの結果が出そろい、ご自身の体型や体調について指導を受けたり、色々と考えながらも行動に移せずにどうしよう、思ってらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

メタボに関する基準の数値が色々とあり、体型を気にしている方も、高血圧などの生活改善の指導を受けられた方も、これを機にヨガを習慣にしてみませんか?


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【著者の紹介】
沖田 京子
ヨガセラピスト・フードマイスター
PEACEFUL YOGA 主宰

学生時代にダイエットとしてヨガを始めるが、その奥深さにはまり、現在は、ヨガクラスを開催しながら、更に療法としてのヨガの学びを続ける。ヨガ(ハタヨガ・陰ヨガ・アンチエイジングヨガ・キッズヨガ・マタニティヨガ等)・ダイエットカウンセリングなどを行う。娘のアトピーを改善する為と体調管理としての食事の為、マクロビオティックを学び、現在フードマイスターとしても活動中。


高血圧の原因

高血圧は、塩分の摂り過ぎ、肥満、飲酒、喫煙など生活習慣に深く関わると考えられています。

血圧を気にされている方、もしかして最近イライラする事が増えていませんか?
お酒を飲む、スナック菓子を食べる、呑んだ後にはラーメン。
ストレスが原因で、そういった食生活を引き起こしている可能性があります。

もちろん、高血圧の方は食生活の改善も必要です。
それと合わせてストレス解消することへも意識を向けてみてください。

解消方法のひとつとして、運動が挙げられます。
週に一回の運動でもちゃんと続ければ、最初は自分にとってきつかった事も、気がつけば簡単にできる様になっていますよ。

気がつけばストレスでイライラしていた感情が落ち着いて、不要な間食が減ったり、浴びるように飲まないと満足できなかったお酒も適量を楽しめる様になりますよ。
血圧・脂肪ともに効果を出す事も夢ではありません。

メタボ対策と高血圧対策としてヨガにできること

高血圧の方がヨガをするメリットは、感情のコントロールができるようになり、食生活を含めた生活全般が整っていく、ということです。
よく、ヨガで痩せますか?と聞かれるのですが、週に1度、1時間程度のリラックス系のヨガでは痩せません。

ヨガで日頃の感情やストレスをクールダウンさせることにより、元気な心になってもらうことが重要です。
激しい運動ではないので、比較的続けやすい、というのもポイントです。

高血圧の方が運動を始める場合、急にあまり頑張りすぎるとますます血圧を上げる原因になります。なので、そこは注意をしてください。
症状が酷く、運動を制限されている方などは、まずはかかりつけ医に相談してからスタートしてください。

ヨガを日常に取り入れよう

ここでは、心を落ち着ける穏やかなヨガをご紹介します。
現代社会で生活を送る方の多くは、自分のキャパ以上のストレスを抱え戦っています。
一日のほんの少しの時間でも、穏やかな時間を持つ様に心がけみて下さいね。

基本的にゆったりとした動きで行います。
特に今回は、筋トレの様な気持で一生懸命にすると、逆に血圧が上がる場合もありますので、その”ゆったり”を意識して下さい。

パリガーサナ(かんぬきのポーズ)

  1. 膝立ちになり、左足を横に伸ばします。
  2. ゆっくり息を吸いながら、右手を上げて、左手は、左足に添えます。
  3. ゆっくり息を吐きながら、体を左に傾けていきます。
    軽く伸びて気持いいなあという程度で、 限界まで傾けない様にして下さい。
    3〜5回繰り返します。
  4. 反対も同様にします。
  5. 終わった後は正座になり体を前に倒したチャイルドポーズで脱力します。