大柴胡湯はストレス太りの人にオススメの漢方薬

大柴胡湯は、防風通聖散と同じく、肥満症の人によく飲まれている漢方薬。
「ビスラットゴールド」や「コッコアポ」という漢方薬をドラッグストアなどで見かけたことはないだろうか。
あれが大柴胡湯なのだ。

体力があってガッチリタイプの人、便秘がちな人におすすめで、、、この辺りは防風通聖散と変わらないのだが、
「ストレスが溜まりがちな環境にいる人に効果が高い」
と言われている点が防風通聖散とはちょっと異なっている。

また大柴胡湯は、「ビスラットゴールド」や「コッコアポ」のように女性向けパッケージで売られていることが多いのだけど、実際は万人に飲まれている。

以下、大柴胡湯についてまとめてみたので、良かったら参考にして欲しい。

大柴胡湯

大柴胡湯とは？

大柴胡湯は、中国の医書「傷寒論（ショウカンロン）」「金匱要略（キンキヨウリャク）」にのっている漢方薬。

肥満症に効くと言われている漢方の中では、知名度は低い。

ストレスを緩和する作用もあるので、ストレス太りの人にもってこいの漢方薬なのだ。

主な効果・効能としては、胃炎、ひどい便秘、高血圧や肥満にともなう肩こり、頭痛、神経症、肥満症・・・といったところ。

ただ、軟便や下痢を起こしている人は控えたほうが良い。
この辺は、防風通聖散と同じだ。

また、近年では、肝臓での脂質代謝を高める作用も期待されている。

用量・用法を間違えると副作用が起こる場合もある。

発疹・発赤、かゆみ、はげしい腹痛をともなう下痢、腹痛が起こる可能性がある。

また、ごくまれに間質性肺炎、肝機能障害などの重い副作用も起こる時もある。

その際は、咳や息切れ、呼吸困難、発熱、白目や皮膚が黄色くなるといった症状に注意して欲しい。

もちろん、副作用がでた場合には、お医者さんにすぐに相談すべきで、自己判断で飲み続けることは、とても危険だ。

大柴胡湯は、粉（顆粒）タイプと錠剤タイプがある。

飲む回数や量は、1日に2回4~5錠だったり、3回だったりとバラバラ。

基本的に、食前や食間（食後2~3時間後）に飲むものが多い。

ちなみに、飲み忘れたからといって、1回にまとめて飲むことはしないほうが良い。

柴胡（さいこ）、黄芩（おうごん）、大黄（だいおう）、枳実（きじつ）、大棗（たいそう）、芍薬（しゃくやく）、半夏（はんげ）、生姜（しょうきょう）の8種類の生薬で作られている。

この8種類の生薬は、肥満症や神経症に効果がある成分。

ストレスなどによってエネルギーが流れにくくなるのを、良くすることで、身体をすっきりさせてくれる。

大柴胡湯は、ネットや薬局でも買うことができる。
例えば、「ビスラットゴールド」「コッコアポG」などだ。

これらは商品名は違っても、錠剤か粉なのか、商品名や処方量・・・といった点が異なるだけで、中身は同じ大柴胡湯だ。

約1,000円~4,000円くらいのお値段。
1,000円くらいのは、5日分しか入っていないので、お試しに購入してみるのも良いかもしれない。

下記に当てはまる人は、お医者さんに相談してから服用するようにして欲しい。