ししとうがらしってどんな食べ物?
名前にからしというワードが付くので辛いと思われがちですが、実際は辛味よりも苦みの方が強いです。
伝わってきた当時は辛さがあり、品種改良がおこなわれ辛味が軽減されたのは明治時代になってからと言われています。
一般に出回ったのは昭和になってからなので、あまり馴染みのない食材かもしれませんね。
食卓にはメイン料理に含まれる食材というよりも、メインの脇にある彩を出すための添え物程度にしか使われていないと思います。
その為食べないで残してしまうという人も多いのではないですか。
そんなししとうがらしですが、多くの栄養素が入っている食材なのです。
旬は6月~8月の夏なので夏バテにも効果的です。
ししとうがらしの成分
- エネルギー 27kcal
- たんぱく質 1.9g
- 炭水化物 5.7g
- ミネラル
- カリウム 340mg
- カルシウム 11mg
- マグネシウム 21mg
- 鉄 0.5mg
- 銅 0.1mg
- ビタミン
- ビタミンA(β-カロテン当量) 530μg
- ビタミンD 0μg
- ビタミンE(α-トコフェロール) 1.3mg
- ビタミンB1 0.07mg
- 葉酸 33μg
- ビタミンC 57mg
- 食物繊維(総量)3.6g
ししとうがらしと言えばビタミンが豊富です
ビタミンCやβ-カロテンなどのビタミンが多く含まれている食材です。
これはピーマンとほぼ同じくらいの栄養価があると言われているので驚きですね。
逆に言うと栄養素の種類は少ない食材ですが、これを脇役に使うのはもったいないですよね。
ししとうがらしの効果、効能は?
ビタミンは老化防止や肌荒れや疲労回復に効果のある栄養素です。
その中でも特に知って頂きたい栄養素がビタミンEです。
これには強い抗酸化作用があり、動脈硬化や心筋梗塞などの予防に効果があります。
このように生活習慣病に多く効果がある食材なので気になっている方にはおすすめです。
油との相性が良いので、肉と炒め合わせたり、添え物にするなら油で素揚げするのがより効果的に摂取することができます。
炒める際に注意してほしいのは、そのまま炒めると破裂してしまうので事前にいくつかつまようじ等で穴をあけておくことが大切です。